大列柱室

Great Hypostyle Hall

南壁外側

紀元前13世紀、エジプトとヒッタイトの間で起こったカデシュの戦いが一面に描かれている
実際にはエジプトは劣勢だったと考えられているが、ここではエジプトが優勢であるかのように描かれている
結果的に引き分けとなり、後に両国の間で和平条約が結ばれ、ここにその碑文が残されている
(世界最古の和平条約)

南西側から見た大列柱室の南側外壁中央の高くなっているところが第2塔門
左端は第1中庭へ通じる門
大列柱室の南側外壁
大列柱室の柱の上部や明り取りの窓が見える
南東側から見た大列柱室の南側外壁
左側手前の壁はラメセス3世小神殿の外壁
その奥に第1塔門が見える
大列柱室の南側外壁
外壁から突き出した小さな壁(写真中央)にヒッタイトとの和平条約の碑文が刻まれている
大列柱室の南側外壁の左(第2塔門より左側)に続く壁は第22王朝時代のもの
シェションク1世が西アジアの敵を討っている様子
捕らえられた敵

カデシュの戦い

四軍団、戦車2,500台、兵士2万人 エジプト最大の勢力で挑む
首都ペル・ラメセスからセト軍団、メンフィスからプタハ軍団、ヘリオポリスからラー軍団、テーベからアメン軍団が進軍
歩兵、戦車兵、弓矢兵などで構成

劣勢の中、大胆不敵なラメセス2世は自身の戦車1台で敵の軍勢の中へ進撃し、敵を討ったという

アメン神とコンス神の前に立つラメセス2世
大列柱室への南側出入口
敵を討つラメセス2世
和平条約の碑文
南東の角(東面)にある大列柱室への出入口